「継続は力なり」
何かをひたすらに続けた結果、成功を掴むことができた人はこの言葉をよく口にする。
テレビなんかでも俗に言う成功者が、周りから「成功のコツを教えて下さい!」と聞かれたときに、「成功するまで続けたことです」と涼しい顔をして答えるところを何度も見てきた。
ただこの言葉を聞いて「そうか!わいもひたすら続ければいいんや!」と勘違いする人がいる。
「継続は力なり」という言葉が評価しているのは、継続することそのものではない。
周りが評価するのは、継続したことで生まれた結果だ。
それなのにいつか結果が出ると信じて、自分に向いてないものをひたすらに続けている人は多くいるはず。
ちなみにぼくも「継続は力なり」の意味を履き違えている一人だった。
小さい頃に感じた、継続することの素晴らしさ
小さい頃は、何かを継続するだけで周りから評価された記憶がある。
おそらくは「こんなに小さいのに何かを続けられるならきっと将来は有望だ」と将来に置けるポテンシャルを買われていたからだろう。
しかし大きくなるにつれて、何かを継続することなど当たり前になる。
もはや継続しようがしまいが、結果さえ出してしまえば一気にスターダムを駆け上がれる。
しかし小さい頃に何かを継続しただけで周りから評価された経験があって、それをずっと引きずってしまっている人は「こんなに続けているのにどうして結果が出ないんだろう」と思考停止に陥ってしまう。
ひたすらに何かを続けても意味がない
そもそも何かを継続できたことそのものが結果の一つ。
友達と一緒に取り組んでいたからかもしれない。
彼女の応援があったからかもしれない。
単純に好きだったからかもしれない。
やる以外選択肢がなかったからかもしれない。
理由はポジティブであれネガティブであれ、何かしらの理由があったからこそ継続することができたはず。
それを勘違いしている人はそこで「継続すること」だけを切り取って、ああだこうだと悩んでしまっているんだと思う。
結論
もちろん、結果を出すためには継続することは重要だ。
そもそも継続できない人もいるのだから、継続して何かをできる人はそれだけで一歩上をいっているはず。
ただ選択肢は継続することだけではない。
時には見切りをつけて撤退することも必要だと思う。