ちょっと前にツイッターで話題になっていた「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」を読んだ。
無意識のうちに陥っている、ハロー効果と錯覚資産
ぼくがこの本を読もうと思ったきっかけは、ツイッターでインフルエンサーの方々がこぞって絶賛していたから。
【献本して頂いた】
伝説のブログ「分裂勘違い君劇場」のふろむださん(@fromdusktildawn)にご献本して頂きました。皆が触れない「錯覚資産」の話がわかりやすく書かれていて、いわゆるプチインフルエンサーの人はちょっとドキっとすると思う。https://t.co/VNEh2RS3bz pic.twitter.com/Ca95UIrzoD
— ☆←ヒトデ@ブロガー (@hitodeblog) 2018年8月8日
これあまりに良い本。人生のうまくいく方法のネタバラシがすごいですw。https://t.co/OooRMq6b9M
— けんすう👀🚀 (@kensuu) 2018年8月10日
有名ブロガーである「ふろむだ氏( @fromdusktildawn )」の新著がヤバすぎる…。
この本、直接的には書かれてないけど、ブログとTwitterで影響力を高める為の攻略法になっており、、、この方法で「人生を完全にイージー化」できますね。必読すぎるhttps://t.co/9Nt6al4pJP pic.twitter.com/aVBHvO7sxk— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年8月10日
「分裂勘違い君劇場」の人か!即購入!!!「錯覚資産」ってようはブランドのことをダークに言ったものかな? >人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている https://t.co/TwKYXryT4W
— 田端@「ブランド人になれ!」Amazonビジネス実用でセールス1位 (@tabbata) 2018年8月11日
けんすうさん、田端さんが話題にしてた本買った。→ふろむだ「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」 https://t.co/Ry8YzihQtc
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年8月14日
普段から尊敬しているインフルエンサーの方々が口を揃えて「この本はあまりにも良い本」「ヤバすぎる」「即購入!!!」などと叫んでいる。
それをまじまじと目にしたぼくの頭の中では、この本に対して良いイメージがあった。
すごい人がこの本を絶賛していた。だから、この本もすごい本なのだろうと。
この本を実際に読んだ訳でもないのに。中を開けば白紙だったかもしれないのに。
このようになにか一点が優れていると、後光がさしてなにもかもが優れて見えちゃうような錯覚を「ハロー効果」という。
ちなみに「ハロー効果」の「ハロー(halo)」とは、あいさつではなく後光のことらしい。
そんなことを言う人たちが、どんどん増えてきている。
それが本当なら、それほど分かりやすいことはない。
しかし、現実は異なっている。
自分よりも実力がない(ように見える)人たちが、自分よりも評価されていることなんていくらでもある。
大学に入るまでは「実力」が可視化されていて、実力主義について疑う余地がなかった。
勉強だったらテストの点数、スポーツだったら得点や順位。
それに加えて、その時の「運」が「実力」を形成してきた。
しかし大学に入ると、それまであった明確な基準がなくなる。
そこで必要になるのが「錯覚資産」だ。
錯覚資産とは、「他人が自分に対して持つ、自分にとって都合のいい思考の錯覚」のこと。
例えば、以下の二人がいるとする。
同じ発言をしていても「大学教授」の意見はすんなり受け入れられるのに、「おじさん」の意見は完全スルーされる。
周りで明らかにおかしい発言をしていても、その肩書きが「東大卒」とか「電通マン」だったりすれば、自分がおかしいのかなと思ってしまったりする。
これこそが先述した「思考の錯覚」であり、多くの人はまさか自分が錯覚しているとは気づかない。
本当は「錯覚資産」によって成功しているにも関わらず、「実力」がある人のように見えてしまっている。
「実力主義がどうだ」とか言っても、結局それは欺瞞でしかない。
この本ではそんな現実を、これでもかと明らかにしている。
人生という運ゲーで、運を運用して勝つ方法
この本で語られている、人生の成功法則をざっくりとまとめるとこんな感じ。
- 人生は運ゲーであるという現実を直視する
- 錯覚資産が得られそうなことに手を上げ、いろいろチャレンジする
- たまたま結果が出て、錯覚資産を積み上げる
- 積み上がった錯覚資産によって、よりよい成長機会を手に入れる
- 手に入れた成長機会を生かして、実力をつける
- そこでまた結果を残して、実力と錯覚資産を積み上げていく
よく「失敗は成功の母」などと言われるが、実際には、成功のほうが、はるかに成功の母だ。
ふろむださんはこの本の中で、人生を「当たると、当たる確率が上がる運ゲーだ」と言っている。
と周りが背中を押してくれるからだ。
確かに失敗はあくまで失敗なので、それを教訓にして成功を掴むのは難しいのかもしれない。
ぼくらはついこのように考えてしまいがち。
しかし周りを見渡せば分かるように、必ずしも実力がある人にチャンスが巡ってくる訳ではない。
実力がある人よりも、錯覚資産が大きい人にチャンスは集まる。
このように周りの人は決め付けているから。
こうして得られた成長機会を生かして、自らの実力を高めていく。
それが結果として、実力をただ高めているだけの人よりも錯覚資産が大きい人は得られた成長機会を生かして実力も追い抜いてしまう。
そもそもいくら実力があっても、それが周りに認知されていなければないのと同じ。
なのでぼくらは自らの実力アップに終始せず、錯覚資産を得るために様々なことにチャレンジして試行回数を増やさないといけないということだ。
もはや他の人には読んでほしくないと思えるくらい、タメになる一冊だった。
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