こんにちは。やえがし(@yegs_)です。
こんな悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
ぼく自身もこれからの働き方についてはめちゃめちゃ悩んでいるんですよね。
最後まで自分のやりたい仕事は見つからないのではないかと焦ったり。
いっそのこと就活をせずにフリーランスとして生きていくかどうか迷ったり。
そんな方のために行われたのが「もし世界から『就活』がなくなったら」というイベント。
「そのイベントが大阪で開催される」ということで、迷わず参加してきました。
- 就職活動や転職活動をしている
- 就職活動や転職活動を検討している
- 乙武さんと家入さんに会いたい
こんな方には勉強になることばかりだったので、イベントレポートを書きました。
参加された方は振り返りとして。
参加できなかった方もぜひ読んでみてください。
Contents
「もしも世界から『就活』がなくなったら」とは?
「もしも世界から『就活』がなくなったら?」は就職活動や転職活動をしている方、もしくは検討している方のために開催されました。
国の偉い人が声高に叫んでも、就活のカタチは変わっていません。
そんな現代の仕事の探し方や自分の在り方を紐解いていくトークイベントです。
登壇者紹介
乙武洋匡氏(作家)
大学在学中に出版した『五体不満足』がベストセラーに。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、教育に強い関心を抱き、新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭を経て、2013年2月には東京都教育委員に就任。教員時代の経験をもとに書いた初の小説『だいじょうぶ3組』は映画化され、自身も出演。続編小説『ありがとう3組』も刊行された。2018年には『車輪の上』を刊行。
家入一真氏(株式会社CAMPFIRE 代表取締役)
1978年生まれ、福岡県出身。株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を創業し、JASDAQ市場へ上場。退任後、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営する株式会社CAMPFIRE創業、代表取締役社長に就任。他にもBASE、partyfactory、XIMERAの創業、駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」の全国展開、ベンチャーキャピタルNOW設立など。
「この人いいな」って思う人って?
「この人いいな」って思う人って?
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→応援したい人と働きたい人は別。家入一真さん(@hbkr)
→たまたま一緒の方向に歩んでいる人は大事にしたい。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→努力をすれば夢は叶うは欺瞞。家入一真さん(@hbkr)
→努力をすれば夢を叶うなんて言いたくない。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→「やりたいことがあるならそれをやろう」が共通言語でいいんじゃない?家入一真さん(@hbkr)
→上の世代から受け取ったバトンを下の世代に渡すことが役目なのかなと思ったりする。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→良いと思ってない社会に適合する人間を育てることは教育者としてできない。家入一真さん(@hbkr)
→大人がやるべき役割は子どもに色んな選択肢を提示してあげることだと思う。そうしたらもっと生きやすい社会になるはず。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
もしも世界から就活がなくなったら
もしも世界から就活がなくなったら
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→真っ先に起業を考えますね。それ以外に選択肢がなかった。家入一真さん(@hbkr)
→引っかかるところがあれば「会いませんか」と今でも声かけたりする。だから何かに取り組んでいる人は発信すべき。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→ぼくらの世代は起業という選択肢がほとんどなかった。家入一真さん(@hbkr)
→起業家の人はやむを得ず起業をしている人が多い。心に闇を抱えていたり。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→「起業はこんなリスクがあるよ」と提示してあげることが重要だと思う。会社であれば避けられるリスクもある。家入一真さん(@hbkr)
→選択肢が増えることが必ずしも良いことだとは今では思わない。起業をしない人がいるのかなと思ったりする。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→人間関係に縛られたくないと言いつつも、人との繋がりを求めているジレンマは感じますね。家入一真さん(@hbkr)
→個人の時代は一人一人が孤独と向き合っていくことなのかなと思ったりする。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
就活や仕事をする上で大切な力とは
就活や仕事をする上で大切な力とは
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→何が得意で何が苦手なのかを把握することが大事だと思う。家入一真さん(@hbkr)
→「何をもって幸せなのか」から逆算して考えないと働くことを通して不幸になってしまう。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→日本では「やり続けること」が美徳とされている。しかし勝てないと思ったら諦めることも必要だと思う。家入一真さん(@hbkr)
→辛いことがあるならいかに逃げることが大事だと思う。自分自身の居場所を見つけるために飛び続けると良い。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
質疑応答
起業が手段ではなく目的になっている人についてどう思うか
起業が手段ではなく目的になってしまっている人がいるけどどう思いますか?
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→起業に限らず就活でも同じ話。家入一真さん(@hbkr)
→手段でも目的でもいいと思う。その機会が自分を変えることにもなるから。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
生きづらさについてどう思うか
生きづらさについてどう思いますか?
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→自分が選んだわけでもない境遇によって自らの選択肢が狭まってしまうこと。「生きづらい」の我慢比べはやめよう。家入一真さん(@hbkr)
→「生きづらい」と感じさせているシステムが悪いと思う。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
障害がある方の給与についてどう思うか
障害がある方の給与はどうにもならないのでしょうか?
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→テクノロジーが発達して足りない点はいくらでも補えるようになった。それを利用しない仕組みがおかしいと思う。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
おふたりから最後にメッセージ
おふたりから最後にメッセージを…
家入一真さん(@hbkr)
→どう生きるかに正解はない。その都度問い続けることが大事。自分の頭で考えることを忘れないで欲しい。大それたことはしなくていいから「自分に何ができるか」と歩みを進めよう。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
乙武洋匡さん(@h_ototake)
→メインストリームではない人がどうやって生きていくかをこれからも考えていきたいと思う。そういう人が「あれ、道をそれてもやってけるぞ」と自信を持つきっかけになれば嬉しい。#はたらく学校文化祭— やえがしくにひこ (@yegs_) February 14, 2019
就活に正解はないし、生き方にも正解はない
「就活に正解はないし、生き方にも正解はない」
今回のトークイベントを一言で表すと、これに尽きると思います。
あなたは何をもって幸せと感じるのか。
「毎月一定の収入が入ってくること」が幸せと感じるなら就活をすればいい。
「場所など関係なく自由に働くこと」が幸せと感じるならフリーランスになればいい。
どっちが良くてどっちが悪いではなく、理想とする生き方によって正解は変わります。
「何をもって幸せと感じるのか」から逆算して働きましょう。