こんにちは。やえがし(@yegs_)です。
いきなりですが、ぼくの家にはテレビがありません。
テレビがない生活になったのは、大学に入学してから。
茨城から滋賀に引っ越すときに、新しくテレビを買うお金がなかっただけです。
それまでのぼくは家に帰ればとりあえずテレビをつけてました。
いわゆるテレビっ子ってやつです。
だからテレビがない生活はめちゃめちゃシンドかった。
とにかく家の中が無音なことに耐えられなかった。
しかし”慣れ”というのは怖いもので、テレビなんてなくても良くなったんですよね。
今ではあのときは無駄な時間過ごしてたな、と思います。
そこで今回は、1年以上テレビがない生活をしているぼくが「テレビっていらなくね?」と考える理由を語ります。
小さい頃のぼくはテレビの奴隷だった
テレビってめちゃくちゃ物欲を植え付けられるんですよね。
CMなんか特にそうです。
男だったら可愛い女の子を助手席に乗せて海辺を走る車のCMを観ればそれを欲しくなります。
女だったら女優さんが髪を洗ってサラッサラになっているCMを観れば「私もこうなりたい」とそれを欲しくなると思うんですよ。
ただそもそもテレビを観なければ欲しいと思うことはなく、無駄なお金を使うことはなかったですよね。
ここでぼくの小さい頃の話をします。
ぼくは小さい頃、仮面ライダー555(ファイズ)というアニメを観て育ちました。
幼稚園に行ったら友だちとめちゃくちゃ語っていた記憶があります。
そこでいつもボンボンな友だちが「変身ベルト買ってもらった〜」って自慢してくるんですよ。
それもあってぼくも母親に何回おねだりをしたことか。
当たり前ですが、仮面ライダーのアニメを観ないで育ったら変身ベルトなんて欲しくなかったと思います。
テレビを観るから変身ベルトなど、ヒーローたちが使っている武器を欲しくなるんですよね。
子どもたちのヒーローを演じ、大人から搾取し続ける仮面ライダー
そもそも仮面ライダーはどうやって収益を上げているんでしょう。
テレビの良し悪しを判断する基準として視聴率が良く挙がります。
しかし、ああいうアニメって視聴率がどうとか関係ないんですよ。
アニメの収益はグッズの売り上げによって決まります。
ぼくが555に熱狂していた、2003年頃の売り上げは100億円くらいでした。
2011年頃からは200億円を超えて、今では300億円に届く勢いです。
ミンティアやフリスクなどの”錠菓”の市場規模が300億円くらいなのでめちゃくちゃ大きな市場ですよね。
低視聴率な平成仮面ライダーがビジネスとして成功した理由|日本と世界の統計データ
錠菓 300億円市場へ到達 最大手「ミンティア」に軍配|食品新聞
子どもが親に「変身ベルト欲しい」と頼めば、親が「仕方ないわね」と買ってあげる。
肉や魚などはチラシを見比べて1円単位で気にするのに、変身ベルトの原価は気にしないで買ってますよね。
キャラクターグッズは中国なんかに外注すればめちゃくちゃ安く作れますから、ボロ儲けです。
結局テレビを観るのもタダじゃないんですよ。
テレビを観てもらうことによってキャラクターグッズはこれくらい売れるだろうと計算しているから。
一回の視聴で500円だったり取られることはないにしても、ガツンと搾り取られてしまいます。
テレビの奴隷なのは大人も同じ
これは子ども向けのアニメに限った話ではありません。
大人向けのトレンディドラマなんかも同じです。
俳優が持っているスマホから置き物まで、その物が欲しくなるような筋書きになっているんですよね。
直接はそう感じなくても、ドラマには色々な企業の息がかかっています。
そのドラマを見た人からいかにして金を吸い取るかばかり考えているから。
だから子どもに限った話ではなく、我々大人も気づかずに物欲が刺激されてしまうんですよね。
ビジネスモデルを見抜く目を養わなければ、いつまで経っても搾取される側ですよ。
結論
テレビなんて見なくても人生はめちゃくちゃ楽しいですよ。